旧基準機撤去の行方
(設置台数の増減予定)

全国のパチンコ店を対象に、「旧基準機の撤去期限を迎えるにあたり、撤去後に自店の設置台数はどのようにする予定であるか」「ミリオンゴッド‐神々の凱旋‐を遊技している人達は、撤去された後、どの機種をメインで遊ぶと思うか」を調査した。各方面で、さまざまな意見が飛び交うなか、この問題に直面するパチンコ店側のリアルデータを公開する。

旧基準機撤去後の設置台数の増減予定

全体で見ると、現状維持が最も高く85%、減台と回答したのは約15%で、増台はわずか0.4%となり、全体としては減台の傾向が見られる。

旧基準機撤去後の設置台数の増減予定(パチンコ・パチスロ別)

パチンコ・パチスロ別に見ると、パチンコは増台が約8%・減台が約6%で、パチスロ増台は0%・減台が約20%となった。パチンコは増台の傾向が見られパチスロは減台の傾向となっている。

旧基準機撤去後の設置台数の増減予定(遊技料金別)

遊技料金別では、現状維持を除くと4円パチンコは増台の割合が高いが、20円パチスロ、低貸玉パチンコ、低貸メダルパチスロは減台の割合が高い。

ミリオンゴッド‐神々の凱旋‐撤去後にメインで遊ぶと思う機種

撤去後のメイン機種上位を見ると、「P大工の源さん超韋駄天」が約66%、「ぱちんこCR真・北斗無双」が約50%、「押忍!番長3」が約49%となった。現時点では、「P大工の源さん超韋駄天」がパチスロを抜き、メイン機種となる可能性が高いと考えているパチンコ店が多い。

まとめ

旧基準機撤去後のパチンコ店のメイン機種予測は、「今後の設置予定台数の傾向」と「ミリオンゴッド‐神々の凱旋撤去後のメイン機種予測」から見てもわかる通り、パチンコへの遊技移行と考えている可能性が高い結果となった。11月に実施した遊技者への調査では、「ミリオンゴッド‐神々の凱旋」を打っている層は「パチスロもパチンコも打つ」人が多くパチンコとの親和性は高いが、実際にパチンコへ流動するかは、今のところ予測が難しい。撤去日が迫るなか、コロナ禍の影響もあり例年より稼動の低下が見込まれるが、自店の状況を見ながら、機種の入替を検討するなどフレキシブルな対応が求められるだろう。

※設置台数のデータで、現時点で不明の場合は現状維持と回答

調査元:シーズリサーチ