【2022年】シーズリサーチが選ぶ優良機種ランキング

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
本年も変わらぬお引き立ての程、宜しくお願い申し上げます。

本日は、昨年に発売されたパチンコ・パチスロ機を各種データからポイント化しシーズリサーチが選んだ２０２２年最優良機種ランキングを発表致します。

本データを参考に、昨年のトレンド把握や今後の機種選定のヒントになればと思います。

■2022年発売のパチンコタイプ別シェア

パチンコ総括
２０２２年のパチンコは前年と同様に「ハイミドル」「その他」といった出玉性能の高い機種が中心となって市場を牽引。総合評価では１位の「P Re:ゼロから始める異世界生活鬼がかりver.」と２位の「Pパチンコ新世紀エヴァンゲリオン～未来への咆哮～」が他を寄せ付けない圧倒的な高ポイントを獲得してのワンツーフィニッシュとなった。２０２３年１月現在でもパチンコ店の看板機種として活躍を続けているのは皆様の体感と一致するところではないだろうか。増台を重ねても人気が衰えなかったのは、この２機種の面白さが本物であった証拠であると言えそうだ。

続く３位には役物機から「P yes!高須クリニック超整形BLACK ver.」がランクイン。１度は打ってみたいユニークなモチーフと出玉期待感の高さで役物機の中でもダントツの評価ポイントを記録した。
以下「P七つの大罪２ GFPA」「P真・北斗無双第３章ジャギの逆襲 GEE」とサミー機が続けてランクインし、クオリティの安定感を見せつけた。

これらを含め２０２２年のベスト１０に輝いた機種の多くが「３,０００発+α」の出玉性能を備えており、年間を通じてのトレンド機能であったと言える。そのような流行を押さえた上で、優れたゲーム性をも実現した機種が高い評価を受けている状況にある。

昨年のランキングでは、「１,５００発×８１％」が多く結果を残していたことを考えると、昨今のパチンコ市場は流行が簡単に変わりやすいと考えられる。機種選定時には、ヒット機種の後継機であっても前作の性能や過去の流行に惑わされることなく、台の出来映えをしっかり見極めていくことが重要となるだろう。

パチスロ総括
２０２２年のパチスロは、５号機の残っていた前年と比較して平均評価ポイントが大幅にアップ。本格的な「６号機だけの時代」を迎えたことに加え、６.２号機・６.５号機とパチスロ出玉性能が飛躍的に向上したことも追い風になった。

中でも注目したいのは総合ポイントランキングの上位５機種が６.５号機（スマスロ含む）で埋め尽くされていたこと。大きく強化された出玉性能は「過去の６号機を大幅に上回る魅力だ」と捉えられた可能性が極めて高い。

そのような激戦を制したのは６.５号機先発機の一角「パチスロ犬夜叉」で、登場直後から強烈なインパクトの出玉性能を見せつけたのが記憶に新しいところ。２位は僅差で「パチスロ甲鉄城のカバネリ」がランクイン。こちらはややマイルドな出玉性能＋ゲーム性重視であるためか、稼動値および稼動維持部門ではトップを記録し２０２３年現在でも現役活躍中だ。

以降「パチスロ新鬼武者２」「Lパチスロ革命機ヴァルヴレイヴ」「パチスロアクエリオン ALL STARS」と６.５号機ヒット機種がランキングに名を連ねた。今後登場する６.５号機＆スマスロAT機にも大きな期待が持てる結果と言える。

一方で、技術介入機の「SLOTマッピー」やノーマルタイプの「ハッピージャグラーVⅢ」もベスト１０にランクインしており、全てのファンが出玉性能“だけ”を求めているのではないことが窺える。

６.５号機への内規緩和ではAT機が最も性能面で向上することは間違いないものの、そちらへ力を注ぐばかりで設置機種のバランスが損なわれた場合は、ファンを減少させる可能性がある。客層も考慮した機種選定が重要となるだろう。

調査元：シーズリサーチ

＜本ランキングのポイント算出について＞
対象：2022年に導入された全機種
（2021年12月納品機種含む・5週未達機種除く）
参照数値：稼動・売上・粗利
その他：初期・平均それぞれの実績値
〇稼動は初期稼動・稼動推移・稼動維持を総合しポイント化したもの
〇粗利は初期粗利・粗利推移を総合しポイント化したもの
〇パチンコ総合と機種タイプは稼動・売上・粗利実績を初期・推移でそれぞれを総合しポイント化したもの
〇市場設置予測台数1,000台以上の機種が対象

【2022年】シーズリサーチが選ぶ優良機種ランキング

■2022年発売のパチンコタイプ別シェア

■パチンコ機種ランキング

■2022年発売のパチスロタイプ別シェア

■パチスロ機種ランキング