営業・客数データからみる
遊技者の動向(7月)

パチンコ店における新型コロナウイルスの影響や、それに伴う市場傾向を測る目的として実際の営業データや客数データを集計・分析した。昨年と比較して、パチンコ・パチスロの客数や男女の客数などが、4~7月までの各月でどれだけ回復しているかなどの状況を比較データからみる。

全国の平均稼動推移(パチンコ・パチスロ)

全国の平均稼動は、パチンコ・パチスロ共にコロナ禍の影響で4~6月に関しては大きく落ち込んでいるが、特にパチンコの落ち込みが大きい。最大で50%以上も落ち込んでいる期間もあるが、6月以降は徐々に回復し、7月中旬で80~90%程度まで回復。その後、新型コロナの感染拡大でまた減少傾向に転じている。

パチンコ・パチスロの客数比較(前年同月比)※総客数より算出

パチンコ客数

パチンコの前年同月比の客数は、4月と5月で4割から5割の客数の減少が見られた。その後7月には8割程度まで回復している。また、「4円」と「1円」では、「4円」の方が客数の減少が大きい傾向がみられた。

パチスロ客数

パチスロの前年同月比の客数は、4月で2.5割、5月で2.5~3.5割程度の減少が見られ、6月には1割~2割減まで回復。パチンコと比べるとパチスロの方が客数の減少が少ない。またパチンコと同様に低貸より高貸の方が客数の減少が大きい傾向がみられた。

パチンコ・パチスロの客数男女比較(前年同月比)※会員データより算出

パチンコ客数(男女)

パチンコの前年同月比の客数を男女別で見ると、全体的に女性層の方が減少割合が大きい。
「4円」の2020年4月の前年同月比では、6割以上の減少が見られた。

パチスロ客数(男女)

パチスロの前年同月比の客数を男女別で見ると、全体的に女性層の方が減少割合が大きい。
しかし、パチンコ程の減少割合には至っていない。「5円」に関しては、6月以降が前年同月比で100%を超える数値となっているが、7月下旬以降は新型コロナの感染拡大で減少傾向となった。

パチンコ「海物語シリーズ」2機種の平均稼動推移

「沖縄4」は全国平均稼動を上回る稼動を維持していたものの、4月と5月で新型コロナの影響が大きく大幅な稼動低下がみられた。その後は、他の機種より回復が早く7月中旬には、ほぼ新型コロナ流行前の稼動が戻ってきていた。

パチスロ「ジャグラーシリーズ」2機種の平均稼動推移

この2機種は、コロナ禍でも常に平均稼動を上回っており、特に「マイジャグラーⅣ」は4~7月でも同様の状況が続いている。また、新型コロナの影響で稼動が一時的に落ち込みをみせるも回復が早い傾向にある。

調査元:シーズリサーチ

データ元:グローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社
使用データ:EXSIM2

<データの算出について>
■営業データ
下記累計台数より算出した実数値
4円パチンコ :約800,000台
1円パチンコ :約600,000台
20円スロット:約800,000台
5円スロット :約130,000台
※2020年1月時点での月あたりの累計集計台数

■属性データ
・累計客数について
前年と比較するにあたって母数が大きく変動してしまうため、前年同月を100として客数補正した予測数値。
・累計(集計)台数について
前年との比較をするにあたり、前年同月を100として台数補正をした予測数値。
・稼動日数について
新型コロナの影響もあり休業が多いため、休業日を除いた数値。ただし、営業時間の考慮なし。
・属性データ(性年代)について
属性データに関しては、①の累計客数の中のEXSIM2の会員データに基づき計算をしているため、客数データと属性データには若干の不整合がある。