【P大工の源さん 超韋駄天】
機種レポート
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導入から4か月経ち、なお高稼動をみせている「P大工の源さん 超韋駄天(三洋物産)」を実際の営業データや客数データを元に集計・分析した。「なぜこの機種が遊技者に支持されているのか」「人気を支えているのはどの客層なのか」など、データから紐解いてみる。
※データ集計(2020年4月19日~2020年8月20日)
稼動推移
導入当初はそれほど稼動していなかったものの、その後は順調な稼動推移を示している。導入から3か月が経過した時点でアウトが30,000を超え8月中旬にピークを迎えるが、以降も高水準での稼動推移を示している。
1人あたりの稼動推移をみても、徐々に稼動が伸びてきている。
粗利推移
導入当初はコロナの影響もあり、稼動が振るわなかったため粗利もそれほど高くなかったものの、8月中旬には導入当初から倍近くまで上がっている。金額ベースでは8,000円~10,000円/台程度の粗利となった。
粗利金額は多少高すぎるのではと思うかもしれないが、1人当たりの粗利金額(1,133円/人)で見てみると、全国平均の粗利額(1,128円/人)と大差がない。
その他 営業数値
■台あたりの平均数値
【稼動】【売上】【粗利】【遊技時間】ともに高い数値となっている。
■一人あたりの平均数値
【粗利】は全国平均と同じレベルだが、【稼働】【売上】【遊技時間】ともに全国平均より下回っている。
■その他
【入替り人数】は、全国平均の「1.9」を大きく上回り「7.0」と3.5倍以上となっている。【勝率】及び【初遊技率】は全国平均より下回っている。
遊技属性(年代)
遊技属性(男女)
全国平均と機種で比べると、男性の遊技者が多く、特に20代・30代がメイン客層となる。総数でみると遊技者の半数程度が男性の30代以下となっている。
まとめ
「P大工の源さん 超韋駄天」は、台あたりの平均遊技時間(約325分)は非常に長いが、一人あたりの遊技時間(約46分)は全国平均と比べても短いことがわかった。では、何故「台あたりの稼動が高いのか」を紐解くと、それを補う入替り人数(7人)の多さが高稼動を支えていると推測する。本機は、他の機種と比べ「勝率」も低く、ホールに来店して一番最初に遊技する「初遊技比率」も全国平均と比べて低い。しかし、こういったデータの傾向は普通のデジパチとは異なり、一発台にも類似したデータや遊技客動向となっていることから、「頼みの一発台」として、ある意味他の機種とは差別化出来ているとも考えられる。
なかなかヒット機が生まれないパチンコの新規則機において「短時間勝負」「出玉スピードが極めて速い」といった特徴の機種が、今後どのようにホールへ貢献していくか、動向に注目したい。
調査元:シーズリサーチ
使用データ:遊動