営業・客数データからみる
遊技者の動向(8月)

7月に続き、パチンコ店における新型コロナウイルスの影響や、それに伴う市場傾向を測る目的として実際の営業データや客数データを集計・分析した。昨年と比較して、パチンコ・パチスロの客数や男女の客数などが、4~8月までの各月でどれだけ回復しているかなどの状況を比較データからみる。

全国の平均稼動推移(パチンコ・パチスロ)

全国の平均稼動は、パチンコ・パチスロともにコロナ禍の影響で4月後半にかけて過去にない水準まで落ち込んだ。7月中旬には前年比80~90%程度まで回復したが、8月は7月後半からの新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、前年比70~80%程度で推移している。

パチンコ・パチスロの客数比較(前年同月比)※総客数より算出

パチンコ客数

パチンコの前年同月比の客数は、「4円」と「1円」ともに7月には8割を超えるまで回復したが、8月は7割台へ低下した。「4円」と「1円」で客数の減少傾向に大きな差はみられていない。

パチスロ客数

パチスロの前年同月比の客数は、「20円」と「5円」ともに7月には9割台まで回復するも、8月に関して「20円」は現状維持、「5円」は約95%まで回復している。
パチンコと同様に、遊技レートによって減少傾向に差はないものの、パチスロの方が減少割合は低い。

パチンコ・パチスロの客数男女比較(前年同月比)※会員データより算出

パチンコ客数(男女)

パチンコの前年同月比の客数を男女別でみると、女性層の方が減少割合は高い。
遊技レート別では、女性層は「1円」よりも「4円」で減少しており、「4円」の女性層は7月以降で前年同月比8割弱の客数となっている。

パチスロ客数(男女)

パチスロの前年同月比の客数を男女別でみると、「20円」は7月まで女性層の減少割合が高かったが、8月には男性層と女性層で逆転がみられた。「5円」は7月以降で男女ともに前年を超えたものの、8月はやや落ち込みがみられた。

年代別の構成割合(前年比較)※会員データより算出

4円パチンコ

1円パチンコ

パチンコの年代別構成を前年同月比で比較すると、4月と5月は遊技レートに関係なく「60代・70代以上」の構成割合が低下していた。しかし、6月以降、「60代・70代以上」の構成割合は上昇しており、なかでも1円は前年を上回っていている。

20円パチスロ

5円パチスロ

パチスロの年代別構成を前年同月比で比較すると、20円は「60代・70代以上」で4~6月で前年以下となったが、8月には前年同月比で上回った。一方で、「20代以下・30代」の構成割合は6月から前年を下回っている。
5円は「20代以下・30代」で4月から前年同月比を下回っているが、8月にかけてより低下している。一方で、「60代・70代以上」は構成割合の上昇がみられている。

前年比で稼動が落ち込むなかで店舗や地域差はあるものの、全体的には高齢者層が戻ってきている傾向がみられる。

調査元:シーズリサーチ

データ元:グローリー株式会社・グローリーナスカ株式会社
使用データ:EXSIM2

<データの算出について>
■営業データ
下記累計台数より算出した実数値
4円パチンコ :約800,000台
1円パチンコ :約600,000台
20円スロット:約800,000台
5円スロット :約130,000台
※2020年1月時点での月あたりの累計集計台数

■属性データ
・累計客数について
前年と比較するにあたって母数が大きく変動してしまうため、前年同月を100として客数補正した予測数値。
・累計(集計)台数について
前年との比較をするにあたり、前年同月を100として台数補正をした予測数値。
・稼動日数について
新型コロナの影響もあり休業が多いため、休業日を除いた数値。ただし、営業時間の考慮なし。
・属性データ(性年代)について
属性データに関しては、①の累計客数の中のEXSIM2の会員データに基づき計算をしているため、客数データと属性データには若干の不整合がある。