パチスロ旧基準機の撤去と
遊技客の動向(第二回)

パチスロの旧基準機撤去に伴い、2020年11月に「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」が撤去期日を迎える。市場にある約6万台近い本機の撤去は、ホールの稼動に大きな影響を与えることが予想されるが、現在「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」を打っている遊技客層や相関性の高い機種、遊技者のアンケートから撤去後の遊技者動向を考察する。

ミリオンゴッド-神々の凱旋- 稼動推移

2019年までは平均程度の稼動だったが、2019年「バジリスク~甲賀忍法帖~絆」や「アナザーゴッドハーデス-奪われたZEUSver.-」といった高射幸性機撤去の影響から稼動が大幅に伸びた。その後、コロナ禍で稼動を落とすも、再び稼動を維持している。

稼動比較

2020年は2019年の同時期と比較すると、昨年の高射幸性機撤去時の高射幸性層の受け皿として定着したことがわかる。客数が増え、売上・稼動があがったにも関わらず、粗利の変化があまり見られないことや、遊技者側の勝率が5%前後増加していることを考えると、本機の運用方法を稼動重視の使い方へ変化させたとも考えられる。

遊技客データ(男女客層)

遊技客層は、主に30代が最も多く、次いで40代となっている。

【集計期間】ミリオンゴッド-神々の凱旋-:7月1日~9月30日

相関タイプ(相関性の高い機種タイプ)

相関性の高い遊技タイプを7月~9月の月ごとでみると、全体的に7月から9月にかけて低下傾向にあり、複数機種で遊ぶ割合は減っている。

相関機種(相関性の高い機種 ベスト20)

「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」と最も相関性の高い機種は「押忍!番長3」となり、ノーマルタイプでは総設置台数の多い「ジャグラーシリーズ」との相関性が高い。この相関機種は、先日撤去となった「押忍!サラリーマン番長」「パチスロ黄門ちゃま喝」と相関機種が類似しており、同じ高射幸性層であると考える。注目すべきは、この相関が高い20機種のうち、来年の年末までに撤去となる機種の多さで、20機種のうち14機種が該当している。また、直近3ヶ月で相関機種をみると、「アナターのオット!?はーです」が相関機種として上昇した。

【集計期間】ミリオンゴッド-神々の凱旋-:9月1日~9月30日
【集計累計台数】ミリオンゴッド-神々の凱旋-:58,786台

遊技者からみる関連機種(ベスト10)

過去一年以内に「ミリオンゴッド神々の凱旋」を遊技した遊技者を対象に、同期間内で遊技した他の機種を聞いた(ノーマルタイプを除く)ところ、最も多かったのは、「押忍!番長3」となった。次いで「Re:ゼロから始める異世界生活」「SLOT魔法少女まどか☆マギカ2」と続いている。

まとめ

「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」 は2019年12月に旧基準の高射幸性機が撤去されて以降、高射幸性層の受け皿機種として稼動を大幅に伸ばした。
2020年、「ミリオンゴッド-神々の凱旋-に変わる機種は何か」を考えると、これだと決め打つ機種が見当たらない。特に、高射幸性層が求める出玉への期待感を6号機で補うことは容易ではないが、入替が迫るなかで、ギャンブル的に台を購入し運用することは、大きな賭けとなる。そういったリスクを軽減するため、一つの戦略としてデータや傾向をピックアップして機種選定のヒントになる機種をまとめた。相関機種ランキングで6機種も名を連ねる「ジャグラーシリーズ」は、高射幸性層に限ると、あくまで回遊するサブ機種であり、本命機ではないので除外する。


■一時的な回避機種
来年までの撤去機(パチスロ)から
「沖ドキシリーズ」「押忍!番長3」「パチスロ聖闘士星矢 海皇覚醒」など
来年までの撤去機(パチンコ)から
「ぱちんこCR真・北斗無双」「CR 真・花の慶次2 〜 漆黒の衝撃」など

■新規則機
新規則機(パチスロ)から
「SLOTバジリスク~甲賀忍法帖~絆2」「Re:ゼロから始める異世界生活」「新台」など
新規則機(パチンコ)から
「P大工の源さん超韋駄天」「新台」など


データからは、上記のような結果となったが、これは遊技者動向からのあくまで「ミリオンゴッド-神々の凱旋-」に変わりそうな機種の選定となる。市場に残存する台数が多いことから、自店舗での機種保有状況や傾向を踏まえたうえでパチスロやパチンコと一時的に受け皿を多く持ち、遊技客の傾向や動向を細かく追うなかで、店舗にあった次世代のエース機を育てていくことが必要だと考える。

次回は、「沖ドキシリーズ」をピックアップしてデータを公開予定。

調査元:シーズリサーチ
使用データ:EXSIM2
※相関は、該当機を基軸に他機の
遊技移動経路を元に集計